副題「米兵を救った日本人」、論創社。1999年の本に補遺を付して2001年に出版。

序章 いまなぜB29なのか
第1章 背景―米国における対日イメージの変遷
第2章 背景―捕虜の取扱いに見る日本の軍国化
第3章 東京大空襲とB29の墜落
第4章 墜落地周辺の地理・教育・伝統文化
第5章 B29墜落に見る「菊と刀」
第6章 搭乗員遺族の墜落調査への反響
第7章 帝都防衛の迎撃と墜落地住民の証言
終章 真の国際化と国際理解を願って
補遺 見送られた本土決戦―沖縄地上戦の衝撃

東京大空襲のときに旧板橋村(筑波郡伊奈町)に墜落したB29。12人のうち9名が死亡。生存した3名について、村の消防団副団長の方が、乱暴しようとする村人をとどめて保護し、憲兵に引き渡したとの話。その後処刑されたようで、けして美談という感じでもない。

著者は国際関係学の研究者らしい。この調査に費やした労力には敬意を表したいが、話題がとっちらかって研究者の著作とは思えない構成、なんとも読みにくいのが残念。
[J0576/250405]