副題「失われゆく墓石を訪ねる」、吉川弘文館、2025年。
プロローグ お墓を訪ね歩く人と失われゆく墓石
墓と墓石の歴史 墓石の誕生から軍人墓まで
両墓制とは 埋め墓と詣り墓
多様な近世大名墓 権力と身分秩序の象徴
個性的な江戸時代の墓石
北の墓 アイヌ墓と蝦夷地の和人墓
南の墓 洗骨と再葬
オールカラーで多くの写真を掲載した全国のお墓のガイドブックだが、著者は墓石の歴史学研究の第一人者だけに歴史的背景もよく分かる有益な書。著者のフィールドのひとつということもあり、松前をはじめとする北海道の墓にも比較的手厚いところも特徴。税込み2420円はお買い得。
[J0611/251101]
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