もっと内容に即したタイトルをつけるすれば、『名著でたどる世界の労働問題史』といったところか。労働問題や労働運動に関する世界の古典を取り上げて、各国における論点やその歴史を辿っている。ちくま新書、2020年。

以下、目次にかえて本書で取り上げられている本を列挙しておく。

シドニー&ベアトリス・ウェッブ『産業民主制論』
サミュエル・ゴンパーズ『サミュエル・ゴンパーズ自伝』
セリグ・パールマン『労働運動の理論』
フリッツ・ナフタリ編『経済民主主義』
ギード・フィッシャー『労使共同経営』
W・E・フォン・ケテラー『労働者問題とキリスト教』
G・D・H・コール『労働者』
アラン・フランダース『イギリスの団体交渉制』
バリー&アーヴィング・ブルーストーン『対決に未来はない』
サンフォード・ジャコーヴィ『会社荘園制』
エドモン・メール『自主管理への道』
藤林敬三『労使関係と労使協議制』

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