ちくま新書、2023年。
1 構造主義とポスト構造主義
第1章 構造主義を振り返る
第2章 ポスト構造主義
2 転換点としての八〇年代
第3章 ポストモダン社会か新自由主義社会か
第4章 〈政治的なもの〉の哲学
第5章 〈宗教的なもの〉の再考
3 科学と技術
第6章 科学哲学
第7章 技術哲学
4 変容する社会
第8章 ジェンダー/フェミニズム思想
第9章 エコロジー思想
第10章 労働思想
5 フランス哲学の最前線
第11章 哲学研究の継承と刷新
第12章 フランス哲学の射程
ざーっとひろく現代フランス哲学を見渡した一冊で、その層の厚さにあらためて驚かされる。そして、こうした概観ができてしまう著者の力量とに。
「おわりに」では、現代フランス哲学者たちのアプローチについて、三つ(ないし四つ)の類型を立てている。「デリダ型」は、二項対立の脱構築を志向するアプローチ。第二の「フーコー型」はさらに2種類あって、ひとつは「知の考古学」型ないし科学認識論型、もうひとつは生権力/統治性論。「ドゥルーズ型」は、反人間主義・反主体主義の立場に立つネットワーク/リゾーム型の発想のもの。最後に、全体を貫く横串として「現象学型」があるとのこと。
[J0434/231212]
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