ちくまプリマー新書、2022年。

第1章 教育と社会化
第2章 学校の目的と機能
第3章 知識と経験
第4章 善人の道徳と善い世界の道徳
第5章 平等と卓越
第6章 人間とAI
第7章 身の回りの世界とグローバルな世界

一読して淡泊な印象が残るけど、それがポイントという一冊。教育問題を語るとなると、「べき」論に走ったり、イデオロギー的な主張になりやすいところだけど、そういったやり方から離れたところから学校教育をめぐる問いを考察する。輪読会などで、この本をもとに議論を膨らませるといった使い方をしてもよそさうだ。

[J0385/230801]