角川文庫、2022年。『ハンス・ヨナスを読む』2018年を改稿・加筆したものとのこと。

第一章 ヨナスの人生
第二章 テクノロジーについて―技術論
第三章 生命について―哲学的生命論
第四章 人間について―哲学的人間学
第五章 責任について
第六章 未来への責任の基礎付け
第七章 神について―神学
おわりに
補 論 『存在と時間』とヨナス
読書案内

ハンス・ヨナスを読んだことがないので、ヨナス理解としてどれくらい適切なのかが分からないのだが・・・・・・。そこがちゃんとしているのなら、これはすごい良書では。分かりやすくて、ヨナスの哲学に興味が湧く記述。トピックも幅広く、きっとここがヨナス哲学の分かりにくいポイントなんだろうというところも、むりにあれこれ解説しすぎずに、それとして知ることができる。戸谷さんという方、才気走った華麗な文体というタイプではないけど、すごい書き手なんじゃないのかな。

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