ちくまプリマー新書、2011年。

第1章 アメリカ―イスラムを敵視しているのか?
第2章 イギリス―となりの○○教徒と学び合う
第3章 フランス―スカーフ禁止の国の宗教の教え方は?
第4章 ドイツ―ホロコーストへの反省の上に
第5章 トルコ―イスラムは特別かワン・オブ・ゼムか?
第6章 タイ―日本の仏教をどう見ているのか?
第7章 インドネシア―ソフト・イスラムとクルアーンの関係
第8章 フィリピン―宗教のサラダボウルはどうできたのか?
第9章 韓国―3分の1がクリスチャン。そのライバルは?

たんに教科書や教育の話だけにつきず、各国の宗教事情がうかがえる「世界各国・宗教事情の入門」としても有意義。もともと各国の専門家たちが集まって実施された研究プロジェクトの成果を反映した本で、簡単に書いてあるようにみえるけど、タイ、インドネシア、トルコなどそれぞれの言語ができないと分からない情報が一冊にまとめてあるのは貴重。

[J0156/210517]