小泉八雲=ラフカディオ・ハーン、日本関係の著書はひととおり読んだことになったかと思うので、関係書とあわせて記事一覧を作成。書籍化されていないテキストはまだ、あるいは、まだまだあるはず。
- 『東の国から』1895年
- 『心』1896年 (岩波文庫版/『東の国から』合本版)
- 『仏の畑の落ち穂』1897年
- 『異国風物と回想』1898年(『仏の畑の落ち穂他』所収)
- 『霊の日本』1899年(『日本雑記他』所収)
- 『明暗』1900年(『日本雑記他』所収)
- 『日本雑記』1901年
- 『日本』1904年
- 『天の川幻想その他』1905年
上のリストはこのブログの記事リストだが、『日本瞥見記』(1894年)は恒文社の上下巻でちょくちょく読むので、逆に記事にしていない。この本、ドイツ語版では IZUMO というタイトルになっているように、明治期の出雲風土記となっている。このほか、代表的な再話物語集『骨董』(1902年)・『怪談』(1904年)もあるが、こちらは講談社学術文庫版が、原案になったテキストも掲載してあって良い。
ウィキペディア日本版では、”A Living God”(「生神」、別名・稲むらの火、1896年)が著書のように掲げられているが(2022年3月時点)、 これは『仏の畑の落穂』の一篇。わかりにくし。
また、以下は関連本の記事リスト。
- 筑摩書房編集部『小泉八雲』(筑摩書房、2015年)
- 牧野陽子『ラフカディオ・ハーン』(中央公論社、1992年)
- 西成彦『ラフカディオ・ハーンの耳』(岩波書店、1998年)
- 梶谷泰之『へるん先生生活記』(松江今井書店、1964年)
- 池野誠『松江の小泉八雲』(山陰中央新報社、1980年)
- 小泉凡『民俗学者・小泉八雲』(恒文社、1995年)
- 太田雄三『ラフカディオ・ハーン』(岩波新書、1994年)